ともだち関係|「シェルブールコート」
いつだったか
大切に大切に着て、
生地が柔らかくしなやかに変化したシェルブールコートを見せてもらったことがあった。
脱ぐしぐさに、ひっかかりはなく
スル スル っと音が聴こえてきそうななめらかな動きだった。
「それでね」と言いながらさっと腕の前で綺麗にたたみ
いすの背もたれに柔らかくかけた。
シェルブールコートの生地が
着る人の体温や、ルーティーンが宿ってその人のカタチになっていく。
一体と言ってもいいかもしれない、その唯一無二の変化は
その人となりを映し出したような表情をし
それはとても嬉しい驚きだった。
自分なりのこだわりがあるとすればチラッと覗く裏地かな
と言って
まさに、チラっと覗かせてくれた。
音もなく開いた先に、想像してなかった世界が広がっていた。
出会った頃はなんとなくぎこちない会話のやりとりをしていた友人関係も
次第にココロとこころが通じあい、話さなくてもわかるような間柄になっていた
なんてことは1度か2度は経験がある。
シェルブールコートと彼女の関係性は、
まさにそんな風にめに映る光景だった。
シャツ 「カフェ ド シトロン」(soutiencollar)
パンツ 「タンブリンパンツ」(soutiencollar)
バッグ Iris MANICO M CERVO/ NERO(HENRY BEGUELIN)
始めの頃の、張り感のある生地から変化して
くたっと寄り添うように
じぶんの体にフィットし始めたシェルブールコートを着る彼女の表情は、
どこか誇らしげでもあり、楽しげでもあった。
そんな出会い、わたしもしてみたい。
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ステンカラー商品は全工程国内生産です。
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「特集」
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