父の背中|HENRY BEGUELIN
いいものを永く大切に使う、ということを
父から教わりました。
革の財布を愛おしそうになでたり、
一眼レフカメラのレンズをピカピカに磨いたり。
子供の頃から、そんな父の背中を見て、
ものに対する愛情を育むと、心も豊かになるということを学びました。
今は、遠い空の上から見守ってくれている父ですが、
私が、お気に入りの財布を大事に使っていると、
「それ、いいね!」
と、笑顔で声を掛けてくれるような気がします。
ふっくらとした父の手にも馴染む お財布。
年齢を重ねた今なら、「親子で色違い」も、照れずに出来るんだろうな。
たくさんのことを背中で語ってくれていた父。
次の日曜日には、心から、
ありがとうを伝えたいと思います。
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「特集」
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「連載」
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