「裏地にこめられたおもい」
食事にでかけ
コートを脱ぐとき
食事が終わって
コートを着るとき
ほこりが立たないように
最小限の動きでそっと腕を通す
脱ぎ着するという単純な動作だけではなく
大人のたしなみを試されているような
そんな感覚でコートを扱う
その動作に注がれる視線に意識を集中してみると
緊張でぎこちなくなってしまうけれど
ジェーンバーキンは
コートの裾をひるがえし颯爽と歩く姿も
世界中が注目するほどの『名シーン』になる
そんな名シーンには及ばずながらも
ジェーンバーキンに敬意をこめて
自分なりのかっこよさがにじみ出るような人になりたいと思う
”コートは、、、、脱ぐ姿がいちばんカッコいい”
その言葉を聞いた時
わたしには、名言のように聞こえた
コートを脱ぐとき
裏地がチラッと覗く
表地は、注目をあびるし、みんなが知っていて認識されているところ
裏地は、知ろうとしなければ知ることができない、隔離された場所みたい
裏地はまるで、知る人ぞ知る”裏メニュー” みたいに秘密裡である
そんな裏地の存在が気になり始めてから
見知らぬ人のコートの裏地がチラッと見えると
秘密の部分をほんのちょっと覗かせてもらったみたいで
うれしい気持ちになる
コートの持ち主さんの思い入れや
こだわりがそこに現れていると思うから・・・
水玉にチェック柄やストライプ
思い入れが強ければ強いほど
その人となりに間接的に触れられる
トクベツな場所になるのかもしれない
ステンカラー商品は全工程国内生産です。
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