「春はこころがざわざわします」
立春をまえに
ひとは次の季節を迎える準備をします
着るものが分厚く感じ始めたその違和感は
そろそろ衣替えの時期を報せています
まだ、空気は冷たく
朝は起きるのがつらい
日の出が早くなったとはいえ
まだ街灯の灯りが窓から差し込むほどの暗さの中にいる
それでも『立春』を迎えるにあたり
そろそろ冬眠から目覚めなければならない頃だと自然と感じ取るのです
洋服を脱皮する
そんな感覚に似た心もとなさと共に・・・
雪の間から覗く新芽のように
軽く爽やかなアウターに袖を通す
季節に遅れをとっちゃいけないという焦燥感で着てはみたものの
まだ慣れない生地の軽さが、一瞬こころをぞわっとさせる
その落ち着かなさが、春の訪れを物語っているのだと
改めて思い知らされる瞬間でもあるのです
立春を前に
つかみどころのない感情は揺れ動くけれど
冬とも春ともどっちつかずのこの期間は
振り切れずにいる振り子のような気持ちで
ざわざわする感情に、流されてもいいかなと思ったり・・・
まだ気温は低く
春を感じたとは到底言えそうにないこの時期は
春のような匂いのする朝の空気を胸いっぱいに吸い込むと
それでも、何かが自分の中で始まったような気がして
ざわざわと嬉しい期待に、また胸が震えてくるのです
【コーディネート】
カットソー 別注「ハイネックメッシュヴェルラン」F81(soutiencollar)
ガウン 「ファーマシーガウン」(soutiencollar)
パンツ 別注「リピートパンツ」GREY (soutiencollar)
バッグ カーフ・ハンドバッグ Sカーフレザー×紅籐 BLACK(ebagos)
モデル身長164cm
ステンカラー商品は全工程国内生産です。
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