「待ちぼうけの季節」
この季節がやってくると
いつも思い出す光景がある
迎えの時間に遅れたことのない父は
わたしが駆け足で向かうと
だいたい到着したばかりか
すでに到着していて、窓越しにキョロキョロとわたしを探していた
お迎えに出向いたのに、待たせてはいけないと
どこか使命感に似た気持ちで、維持のようになっていたのでは・・・
なんて最近では大人の想像が働くようになってきた
別注「パピヨン」IVORY(soutiencollar)
それが習慣になっているからか
わたしは、人を待たせることが少し苦手だ
早めに行って、周りをぶらぶらしていよう
などと思うものだから、時間を持て余しすぎたときなどは
珈琲チェーン店の扉を開けることになってしまうこともしばしばだけれど
でも、それでもいいと思う
会う人のために、朝選んだお洋服は間違いがなかったか
何かリアクションがもらえるだろうか
もし反応が良くなくてもそれはそれで、案外いいのかも
なぜなら
珈琲をすすりながらそんな想像に浸れる時間を、きっと愛しているから
待ち合わせで父との二人っきりの時間の尊さのように
あの時間があったから、今の時間を大切にできる
あの時間は戻らないけれど
当時、どんな顔をした娘だったとしても
変わらない表情で、何も言わず隣で運転する父の横顔が
今でも鮮明に思い出すことができるから
だから何分待たされても
わたしにとっては、幸い
それを『待ちぼうけ』と呼ばない時間になっているのかもしれない
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バッグ レッキスファー雪山 紅籐×レッキスファー WHITE(ebagos)
着用モデル159cm
ステンカラー商品は全工程国内生産です。
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