「非対称のうつくしさ」（9/8）
綺麗に並べられた靴
背表紙がそろっている本棚
なんだかそういうものよりも
視界に入ってくるものといえば
斜めにかかったままのショルダーバッグや
１/３開いたままのお財布のファスナーみたいな
パッと見て、”途中経過” になっている状況が
こころをモヤっとさせる要因になっていて
記憶にも残るし、感情も少しみだされたりする
流されていく感情を
自分からつかみとりにいくみたいな
そういうことが今後
大切になっていくのかもしれないと
改めて実感したりして
まっすぐ立つ姿はきれいだけれど
街中でみかけても
きっと視界からすぐに消えてしまう
シャツ 「カフェドシトロン BLACK」（soutiencollar）
パンツ 「リピートパンツ オータムチェック」（soutiencollar）
バッグ メタリック 封筒型 3waybag GOLD（ebagos）
モデル身長164cm
けれど
体重がどちらかに偏っていて
リラックスしているように見えるのに
じつは
今にも動き出しそうな雰囲気は
ちょっとの違和感があって
思わず目で追ってしまうし
そこにいることをリアルに感じて
” すてきだな ” って思うんじゃないかなって
左右対称のスリーブも
微妙にずれた体の軸は
シャツに陰影を与え、
生地に動きが出てとてもきれい
お洋服って
ちょっとしたその人らしい仕草や
ひととなりがプラスされることで
より魅力的に輝くような気がしている
だから
夏の終わりを向かえた今
シャツを1枚買い足すことにした
手に触れるデティールが増えれば増えるほど
自分自身を投影できるから
秋のオシャレに深みが出てくる
袖のボタンに気を取られる機会は
今までなかったけれど
細部まで視線をいきわたらせると
体をよじっていたり
腕の曲げ伸ばしをしていたり
なんだか服を感じようとしている・・・
そんなこころの発見に
内側からふたたび潤っていくような気がしている
ステンカラー商品は全工程国内生産です。
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