「主旋律」(8/30)
ebagosのバッグとの出会いは
何度思い出しても楽しいものだ
「定番トート」の愛称で知られるこのバッグが
窓際で飾られていた光景は
どのブティックのショーウィンドウにも見ることのない
不思議な魅力で溢れていた
本物ってこういうこと?
可愛いの一言ではかたずけられないその佇まいには
“計算された素朴” さと “ここち良い違和感”
それらは熟練の技術がなせる業の大成であると
確信をもって言えるだろう
あれ?と何かが引っかかり
一度目にすると
しばらく目が離せなくなるほどの
愛らしさと、慎ましさに
いつの間にかこころをつかまれてしまっているのがebagosなのだ
ハンドルを握る手に力をこめれば
籐が応えるように
キュッと
籐と籐が振れ合う音を聞かせてくれる
何より
ebagosを持っている喜びを感じる一番は
その掛け合いのような部分にあるのではないかとさえ思ってしまう
バッグ マルシェ ブライドルレザー×紅籐(リネン被せ) BLACK(定番トート)(ebagos)
コート 別注「ロシュフォールコート」カーキベージュ(soutiencollar)
スカート 別注「ギャルソンチノ巻きスカート」ベージュ(soutiencollar×Ataraxia)
※ブラック
ストール 予約・別注「ローブ ド リブ」ベージュ(soutiencollar)※その他のカラーはこちらから
着用モデル164cm
そして、知らず知らずのうちに
お洋服との組み合わせにイメージをはせている自分が好きになっている
軽くって、波のようなシワが
まるで微笑みに見えてくる ”ロシュフォールコート” は
今年一番早く袖を通したいアウター
ebagosと一緒に、秋の入り口をノックする季節はもう目の前に・・・
周りの注目を集め
背後にebagosを目で追う人の視線を感じていても
常にわたしのおしゃれの指揮をとり、
堂々たる存在感で、笑顔を振りまいているようにさえ感じるebagos
その旋律に乗せた
ベニ籐のハミングに耳をすませれば
コートの衣擦れとのハーモニーがより一層濃くなってゆく
私にだけ届いた手のひらから伝わるハミングは
これが秋の始まりの合図とばかりの
わたしへのしらべなのかもしれない
それは
みんなの耳にもきっと届く
優しいしらべになるだろう
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