「キラキラ・ヒカル」(8/16)
夏の日差しの中で
時々、眩しさを忘れてしまうくらい
美しい輝きを放つヒカリに遭遇することがある
その美しいヒカリは
周りの気温と混ざり合う事で
クラクラする強烈さも合わせ持っているのだけれど
時に
ひと休みしたベンチの横に立つ
大きな木の垂れ下がった枝葉の隙間から
優しく降りそそぐ木漏れ日になってみたり
水面に浮かぶ鳥たちが水浴びするたび
弧を描いた水滴の円のなかに散るビー玉のように
七色に光ってみたり
まばたきした瞬間に
“パッ” と光って
アっという間に輝きを失っていくさまは
夏の間だけにみることができる
儚げな光景だと感じている
シャツ ワッシャーリネン Big ボタンブラウス BLACK (ebagos)
シューズ ヒールバレエシューズ エナメル BLACK (porselli)
バッグ パールバケツM・バスケット STRIPE (ebagos)
光の美しさに見とれていれば
少しの間、暑さも忘れることができたし
夏らしく、キラキラヒカルその光は
探さなくとも、案外身近に発見することができた
エナメルが光を受けて反射させている部分は
あの時に見た、枝葉の隙間から差し込むスポットライトみたいで
強い地面の跳ね返しにも負けず、シャイニーな輝きを放っていた
ヒールバレエシューズ エナメル BLACK (porselli)
いつからかエナメルが好きになっていて
そこには、そんなシンプルな理由があったからかもしれない
1点でも、視界に ”輝き” の存在を認識できると
なんだか気持ちが元気になるようで
だんだんとアクセサリーや靴にもその想いを込めることが増えていった
ちょっと落ち込むことがあって、明日が怖くなる
そういう気持ちに支配されてしまうことも時にはあるだろう
そんな時代だからこそ
じぶん自身にジンクスをつくってしまうのはどうだろうか
この靴を履いた日は、素敵な1日になる
お気に入りを身に付けることは
見方を変えると
おしゃれをすることで ”味方を得ている ” ことと同じ
好きなものを1点
なにかそばに置いておく
たったそれだけのことだけれど
憂鬱で色を失っていた世界も
自分らしさを取り戻すことにとって
ふたたび目の前に色が戻っていく
キラキラヒカって輝き続ける
エナメルの7色のヒカリのように
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