「無色透明」(7/8)
服の色はいつもこれ、デザインは最小限に
わたしにはこのシルエットしか似合わなくって
まるで定規で測ったように定番化された
『服とわたし』を結びつけるテンプレート
それが、長年の経験から身に付いたマイルールになった
しかしわたしは気づいている
分かりやすく切り取られたマイルールの中のお洋服は
”諦め”からはじかれたものであることに
パンツ 「モイスチャーパンツ」 L.GRAY 「Moisture pants」7月中旬頃入荷予定(soutiencollar)
バッグ フルブローグ・ハンドバッグM カーフ×シゾール BABY PINK(ebagos)
スカーフ 23758 prune purple シルク 100% (LES BELLES VAGABONDES)
バレエシューズ GOLD (porselli)
フットカバー AM-707S MINT(ANTIPAST)
ピンクのバッグも
大胆な柄がはいったモチーフものも
こなれた雰囲気の着こなしさえも
気が付けば
ずっと手の届かないところに置いてきたものばかり
じぶんの定番からはみ出ているものは
憧れに分類されているから、そっと押し返してきた・・・
きっかけは些細なことだったかもしれない
「あなたらしくない」とか「今日はなんか違うね」
そんな何気ない一言が胸に深く
くいのように刺さって、抜けなくなってしまったのだ
フルブローグ・ハンドバッグM カーフ×シゾール BABY PINK(ebagos)×「ウェイヴィシャツ (ライト) ホワイト」(support surface)× 「テーラードパンツ グレンチェック」(soutiencollar)
本当は、ピンクのバッグを見つけては
こころがパァっと明るくなれたし
綺麗なスカーフを手にとっては首元にあててみたりもした
思い返すと、奥の奥のほうにあるこころの声は
ずっと語りかけてくれていた
これ好きでしょ?
そう言ってもらって、やっと触れることができる
息をひそめて見つめていた自分に、少し許可が出せる
自分自身を解放する事は、恥ずかしさが勝ったり
勇気が出なかったり
今さら・・・
そう言い聞かせて押し戻すことは多かったんだけど
”好き” と思っている部分のこころの存在に気づいてしまったら
もう後戻りはできないかもしれない
わざと黒く塗りつぶしていた好きな部分を
少しずつ『無色透明』にしてゆく
すると一筋の光りが透明の部分に透けて
ずっとずっと先が明るく照らされていった
わたしにはその先にあるものがまぶしいくらいに
輝いているように見えはじめた
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