夏の夕暮れタオルケット
小学生の頃の夏休み
母の運転する車で
姉と3人
祖父母の家によく遊びに行った
お昼ごはんのカレーを食べて、スイカを食べ終わったころ
満腹の母が椅子でも床でもどこででも
寝始める
ぼってり深い眠りの母に
祖母がいつも
「ーちゃん！風邪ひくよ！こんなとこで寝なさんな」
と言って
タオルケットをかけていた
今思うと、あの頃の母（今も昔も）はいつも疲れていて
どこででも、どんな環境でも
寝ていた
こどものわたしは遊ぶことに夢中で
母の疲労、疲弊に気付いてなかったけれど
母となった今なら
あの頃の、祖母に怒られながらも
かけられたタオルケットで気持ち良く眠る
母の気持ちがとてもよく
わかる
よしむら
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