君といつまでも

よしむら

こどもの頃

父が

 

加山雄三の「 君といつまでも 」

を唄いだし

 

ポール牧みたいに
指を パチン パチン と鳴らし始めると

 

 

父の背中に
真っ赤な夕日と港
さえも見えてきて

 

こども心に
機嫌のいい父を見るのは
とてもうれしかった

 

よしむら